7月の映画1

☆セールスマン

国語教師のエマッドは妻のラナとともに劇団活動をしている。

稽古を重ねてきたアーサー・ミラーの「あるセールスマンの死」が近く上演の運びだ。

が、住んでいたアパートが突然崩壊、

見かねた劇団仲間が仲介してくれた物件にあわただしく引越し。

あるとき、家に一人でいたラナが暴漢に襲われ怪我を。

当てにならない警察に届けは出さず、エマッドは独力で犯人探しを始める…

この監督の映画は「彼女が消えた浜辺」「ナデルとシミン」に続き3作目。

いずれも粒より。

いずれも事件をきっかけに登場人物の心に潜んでいた、

後ろめたさや不満やいらだちが表に表れ、それがさまざまな波紋を呼ぶ、といったスタイル。

前作の「ナデル…」のほうが好きだが、今作のラストで、被害者と加害者の関係が逆転しかけるのはうまいと思った。

今年のアカデミー外国映画賞。

トランプ大統領の入国禁止令に反発して、監督と主演女優が式をボイコットしたのは、記憶に新しい。

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